過食嘔吐症の克服に向けて

いつも当院をご利用いただき、誠にありがとうございます。

今回は過食嘔吐症についてのお話をさせていただきます。

過食嘔吐症とは、食べ物を必要以上に食べた後に、自ら喉に手を突っ込み吐いてしまう症状です。

無理なダイエットをきっかけに発症してしまうことが多く、主に20~30代の女性に多くみられます。

主な原因として、ストレスや栄養不足による食欲の暴走と食べたことへの過剰な罪悪感の連鎖が考えられます。

当院でもこの症状についてご相談いただくことがあるのですが、

まず必ず最初にお伝えするのは、

“過食嘔吐は極めて危険な行為である”

という事です。

何故かというと、

本来、口から入った食べ物は、食道を通り、胃→十二指腸→小腸といった順で消化吸収が行なわれます。

胃では胃酸、十二指腸では膵臓(すいぞう)で作られた様々な消化酵素(アミラーゼ、リパーゼ、トリプシン等)が分泌されます。

また、膵臓では糖の代謝に必要なインスリンなどのホルモンも分泌されます。

これは全て食べ物を消化吸収しエネルギーに変える為のものであり、食べ物が体内に入ってくると同時に分泌が始まります。

しかし、過食嘔吐の場合、体内に入ってきた食べ物を無理やり逆流させ、口から排出させる為、食べ物がないのに消化酵素だけが分泌される事になります。

膵臓から出る消化酵素は特に強力で、膵臓自身に甚大なダメージを与えてしまいます。

最悪の場合、膵炎や膵臓がんなど致命的な病気を引き起こす恐れがあるのです。

ダイエット思考が強くなると、

食べ過ぎても吐いたらリセットできるから大丈夫と思ってしまいがちですが、これはあまりにもリスクが大きいのです。

食べ過ぎても吐かなければ大丈夫

これが正しい認識になります。

口から入った食べ物は必ず下から出すことがとにかく大事だということです。

過食症と過食嘔吐症では危険度がまるで違うということがお分かりいただけたかと思います。

過食嘔吐症を治していく為には、まず症状の危険性を知った上で、何があっても絶対に吐かないと心に決めることからスタートします。

過食についてはじっくりと時間をかけながら、改善を図っていきます。

多くの方は食べ過ぎているのに関わらず、質的栄養失調に陥っていますので、当院では食事内容の見直しとストレスの緩和を中心に取り組んでいきます。

他の症状に比べ、回復まで時間がかかることが多いのですが、施術だけではなく生活面まで徹底的にサポートいたしますので、お悩みの際はご相談ください。

 

□ 料金:初回体験 無料、2回目以降 5000円
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