今年を振り返って

いつも当院をご利用頂き、誠にありがとうございます。

2021年も終わりを迎えようとしています。

皆様にとって今年はどのような一年でしたでしょうか?

私個人の感想としましては、
多くの“選択”を迫られる年だったと思います。

2020年から世界的に大きな変動が起こり、2021年現在も我々はそのうねりの渦中にいます。

来年は、また新たな段階に突入していくことでしょう。

周囲の動向が気になってしまったり、多種多様な情報に惑わされることも多いかもしれません。

ここで何よりも大切になってくるのが、自身の直観です。

直観とは、思考せずに行う瞬時の意思決定のことを言います。

人は無意識下も含め、一日に約3万回の選択をしていると言われています。

普段何げなく選択しているものによって自分の人生が築かれているのです。

自分にとって最適な選択をしていく為には、理屈ではなく本能的なに頼るのが一番です。

“なんとなくコレが良さそうだ”
“なんとなくコレはやめておいた方が良さそうだ”

というように、
“なんとなく”に従って行動していけば、まず間違いはありません

その“なんとなく”が直観の本質であり、体を守る大切な武器になるのです。

義務感、責任感、世間体はこの直観を鈍らせる3大要因です。

理性が働いてしまうと直観に疑念が生じ、正常な判断が出来なくなります。

特に社会通念と真逆であったり、一般常識とかけ離れたものであればある程、直観を信じ切れなくなります。

理性をなるべく排除しつつ、あくまでも決定権は自分自身にしかなという強い意思を持って行動に移していきたいものです。

直観を磨き、大切なご自身、そしてご家族の健康と幸せを守って差し上げてくださいね。

来年も皆様にとって、素晴らしい一年になりますよう心よりお祈り申し上げます。

 

※年末年始は12/31(金)〜1/4(火)を休業とさせていただきます。

 

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皮膚常在菌と免疫の関係について

いつも当院をご利用いただき、誠にありがとうございます!

今回は、免疫についてのお話をさせていただきます。
一番お伝えしたい内容は、
手の洗い過ぎは免疫力を下げる可能性がある
ということです。

この理由について順序立ててご説明してまいります。

まず免疫の構造についてです。

免疫とは有害な病原体から身を守る機構のことを指します。
その免疫は多層構造になっており、大きく分けると2段階あります

1段階目は、病原体を物理的に体内に入れない為の肌や粘膜(口腔、鼻腔、食道、胃、腸)です。
2段階目は、皮膚や粘膜を突破して体内に入り込んだ病原体と戦う為の細胞(白血球)です。
免疫としてよく耳にする“抗体”はこの部分に含まれます。

人体は口から肛門まで一本の筒状構造になっており、ちくわのようなイメージが分かりやすいかと思います。
外側が皮膚、中の空洞部分が粘膜です。

厳密にいうと、粘膜も外気に接しているので“体の外側”と言えるでしょう。

一般的には、2段階目である抗体の有無が免疫の中で重要視されていますが、抗体というのはあくまでも最後の砦であり、普段はほとんど発動することはないと言われています。

実は、1段階目である皮膚や粘膜が免疫の最前線であり、最大の主戦場なのです。
ほとんどの病原体はここでやられてしまいます。
それほど、この免疫機構は強力なのです。

何故かと言いますと、我々の皮膚や粘膜は、表皮ぶどう球菌、黄色ぶどう球菌を始めとした皮膚常在菌でびっしりと覆われています。
その皮膚常在菌は皮脂などを餌にして脂肪酸の皮脂膜を作り出しています。

この皮脂膜は弱酸性です。
病原体は酸性に弱く、生きることが出来ません。
つまり皮膚常在菌が作り出す皮脂膜は病原体が付着するのを防ぐバリアになるのです。

口腔や食道内、胃や腸内の粘膜にもとてつもない数(約100兆個)の細菌が存在し、体を守ってくれています。

皮膚や粘膜にこのようなバリアがしっかりと築かれていれば、病原体に体を侵されることはほぼないと言えるでしょう。

以上の事を考えますと、
過度な手洗いやアルコール消毒で皮膚常在菌をやっつけてしまうと、せっかく作られたバリアが破壊され免疫力を下げてしまう恐れがあります。

よかれと思ってやり過ぎることで、逆に感染リスクを高めてしまうのです。

あくまでも、手はほどほどに洗うのが丁度いいと言えます。
(流水で10秒〜20秒、使うのは薬用ではない固形石鹸)

よく小さなお子様が手を舐めたり何でも口に入れたりしていますが、これは色々な細菌を体内に取り込み、免疫力を高めていると言えます。

これが小さなお子様の手をアルコール消毒してはいけない理由です

綺麗にし過ぎは、アトピー性皮膚炎やアレルギー疾患の一因にもなり得ますので、お悩みの際は常在菌の存在を大切にした生活を心がけてみてください。

一般情報とは真逆の理論になりますが、体質改善の一助となれば幸いでございます。

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