トラウマとは…
強い恐怖（不安、恥ずかしい、情けない想い等）を体験した後に生じる心身の不調です。簡単に書くと”恐怖を感じた時と同じような場面に遭遇した際、過去の恐怖心が蘇ってきて様々な不調をきたす状態”を指します。

例えば、
・電車の中で気分が悪くなって以降、また同じ症状が起きるのではないかと不安で電車に乗れない。
・犬に噛まれて以降、犬を見たり、泣き声を聞くだけでも恐怖で動けなくなってしまう。
・スピーチをしていた時に頭が真っ白になってしまい大恥をかいてから、人前にでるのが怖い。
・交通事故に遭って（見かけて）以来、車の運転が怖くて出来ない。もしくは特定の状況（高速道路、トンネル、橋の上、雨の日など）での運転が困難。　…etc

トラウマの原因は、”恐怖体験の記憶”と”その時に感じた不快な感情”が頭の中にセットになって残ってしまうことに依ります。

上記の“電車のケース”を使ってもう少し具体的にご説明いたします。
ヒトの頭の中には、「電車内で気分が悪くなった」という“出来事”と、その時に「苦しかった」という“感情”がセットとなってインプットされています。
ですので、“電車”や“人混み”など、過去の恐怖体験を連相させる情景やキーワードが浮かぶと、その時に感じた“不快な感情”まで一緒に思い出されてしまうのです。
それが、精神的な不安定感に繋がり、ひいては身体不調まで引き起こしているという訳です。
トラウマを引き起こす原因は、過去の“記憶”と“不快な感情”のセットでした。
この２つの内、不快な感情をでないようにすると、問題は解決します。
そんなことが出来るの？と思われるかもしれませんが、可能です！
記憶にくっついている“不快な感情”は当院の心理療法“ストレスセラピー”によって取り除くことが可能です。
実際に受けて頂くと、過去の出来事を思い出しても「嫌な感じがしない」という変化をご実感頂けると思います。
このようにして、トラウマを引き起こしていた“不快な感情”にアプローチすることで症状の発生を予防して参ります。
クライアント様からは、「電車に乗れるようになった」、「犬の恐怖症が治った」、「車の運転が出来るようになった」との嬉しいお声を頂いておりますので、お悩みの際はご相談頂ければと思います！